
あらすじ 5
プーケットは、津波以外にも経済的に深刻な問題が発生していた。それは燃料代の高騰だ。
観光による収入減に追い討ちをかける。


このところ、タクシーも一日に一人お客さんを乗せられたらいいところ。
毎朝開かれる、ショッピングセンターへの付け待ち順番を決める抽選会も興奮気味。結果に一喜一憂するタクシードライバーたち。
8月31日、プーケットで9年間親しまれていた日本人経営の飲食店が閉店パーティを行った。
店を閉めバンコクに去り行く友のために、津波の復興に尽力した方もたくさん集まった。
酒が進むにつれ、取材をしていた私たちに対し少しずつ本音を語るようになる。
そして、メディアの対応への不満が爆発した。

「誰かをいじめる、いや、いじくるのが今の日本のメディアなんですよね。じゃあ、いじくればいいんじゃないですか。かわりにちゃんとケツもって下さいよ」
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