ドキュメンタリー映像

「STILL ALIVE2005年プーケットに何が起きたのか」
監督 東山高志 2005年  語り 星野ゆか 音楽 岡さやか

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コンセプト
「STILL ALIVE」は、ギラギラした題名ではありますが、なるべく残酷なシーンを出さないで、やさしく語りかけるドキュメンタリー映像を目指しました。音楽は、岡さやかさん、ナレーションは、星野ゆかさんを起用することで、PEACEでスピリチュアルでやさしいドキュメンタリー映像を目指しました。
私がこのような作品にしようと思った理由は。
残酷な津波の映像をニュースなどで繰り返し流されたために、プーケットに観光客が来なくなり、プーケットに住んでいる人の生活に暗い影を落とし。津波の復興に悪影響を与えたということが第一に挙げられます。
日本人がメディアと接する力が弱いために、タイという異国に住む同胞の人々を苦しめるという皮肉な結果を招きました。
ですので、なるべくやさしい作品作りを目指しました。
次ぎに、プーケットでは新しいスタイルの日系人が生まれつつあるという事実を知らせたかったことです。
タイに住む日本人は、駐在員、沈没している人たち、タイの女性と結婚した男性というイメージがあるのですが。今は新たなタイプとして、タイの男性と結婚した日本人女性が、コミュニティを作り、協力し合って子どもを育てているという、新しいタイプのタイ在住の日本人がいます。その姿を知ってもらいたかった。
日本でも国際化社会、共生社会だと言われていますが。タイに住む日本人という「移民」の視点を通じて、日本に住む移民や外国人はどのような気持ちで生きているのか、日本の国際共生社会のあるべき姿はどうなのかを考えて頂ければと思います。
そして、最後に、タイに住み新しくコミュニティを作り出した日本人たちの力強い姿は、元気を失っている日本人と対照的でもある。
災害の後もたくましく生きていく姿を目にすることで。ハードウェアやマニュアル化だけでない防災というものを考えて欲しい。
たしかに生活は苦しいかも知れないけど、日本のように、恐怖におののいていたり、何もかも詰め込んだりしていない。また、完璧ではないが、とりあえず出来ることをする。そういう事が災害に強いというか、災害や災難から自ら立ち直れる力になるのではと思う。



 

 





 


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